たまにはらしくなくてもいいよね?(クリスマス台本)
【たまにはらしくなくてもいいよね?(クリスマス台本)】
♂1人 ♀1人 計2人
~10分
タダシ ♂ 20代半ば
ちょっと抜けてる、おっとり系男子。
名前が「正」なのでセイちゃん。
ミナミ ♀ 20代半ば
しっかり者でお姉さんタイプ。
売り子 ミナミと兼ね役
―――――――――――――
タダシ ♂ :
ミナミ・売り子 ♀ :
―――――――――――――
タダシ「はぁー・・・、さーむい・・・。でもよかったぁ。今日は早い時間に帰れるぞー。っていっても、もう9時だけどさー・・・」
売り子「クリスマスケーキいかがですかー?割引してますよー」
タダシ「あ、そっか。今日クリスマスか・・・。だから今日は帰らせて貰え、た・・・いや、先輩が早く帰りたかっただけだな・・・あはは」
売り子「恋人やご家族と一緒にどうですかー?聖なる夜に美味しいケーキ」
タダシ「そういえば、最近忙しくてゆっくりする時間とかなかったもんな・・・。ケーキか・・・。こーゆーの買ったりしたことなかったっけ・・・」
売り子「クリスマスを一緒に過ごす人がいるそこのあなた!あぁ!ウラヤマシイ!私はこんな日もバイトですよ・・・。はぁ・・・、あー!もう!絶対全部売りきってみせるんだから! 美味しいクリスマスケーキ!クリスマスケーキはいかがですかぁ!?」
タダシ「あはは・・・。みんないろいろ大変そうだ・・・」
タダシ「ただいまー」
ミナミ「おかえりー。お風呂準備出来てるから入ってくれば?外寒かったでしょ」
タダシ「ん、あぁ。ありがとう。そうさせてもらおうかな」
ミナミ「じゃあ、その間にご飯あたためとくね」
タダシ「あ、あのさ。これ・・・。今日クリスマスだし、ケーキ買ってきた」
ミナミ「え・・・」
タダシ「どうしたの?甘いもの好きだったでしょ?」
ミナミ「あ、うん。ありがと・・・。じゃあ、ご飯の後で食べよっか」
タダシ「うん」
ミナミ「・・・なんでケーキなんて買ってきちゃうかなぁ。こんな事今まで1回もないじゃん・・・。いや、まぁ・・・セイちゃんなりの気持ち・・・なんだろうけどね・・・んー・・・。
同じホールケーキが2個・・・。こんな量2人でどーするのよ・・・」
タダシ「ミナー!シャンプーの替えってある?」
ミナミ「えー?いつものとこに置いてなかった?」
タダシ「んー・・・ないよー?」
ミナミ「あ・・・ごめん、買い忘れてたかも・・・」
タダシ「あー、そっかぁ・・・」
ミナミ「あたしの使っていいよー?」
タダシ「え?いいの?普段は凄い怒るのに・・・」
ミナミ「今日だけだよー」
タダシ「じゃあ、借りるね」
ミナミ「使いすぎないでよー?」
タダシ「そんなに使うほど髪長くないから大丈夫ー」
ミナミ「・・・さてと。とりあえずこのケーキは置いといて、まずはご飯の準備かな」
タダシ「ごちそーさまでしたっ!いやー・・・美味しかったぁ・・・」
ミナミ「ごちそうさま。そんなに食べてケーキ食べれるの?」
タダシ「大丈夫だよ。甘いものは別腹って言うじゃん?」
ミナミ「そぅ?じゃあケーキ持ってくるね」
タダシ「おーう。なら僕は、食器片そうか?」
ミナミ「あ、大丈夫よ。後でまとめてやっちゃいたいから」
タダシ「そっか。・・・じゃあ、なんか手伝う事とかー」
ミナミ「いいから座ってて!キッチン立ち入り禁止っ!」
タダシ「えぇっ!?・・・ど、どしたの?」
ミナミ「なんでもないから。ほら、ケーキ。コーヒーも入れるから、もう少し待ってね」
タダシ「・・・僕の方が少し大きいけど、いいの?」
ミナミ「まだまだあるから。食べ終わったらおかわりもあるよ」
タダシ「そんなにあったっけ?」
ミナミ「ホールケーキって2人で食べると結構多いのよ?あ、お湯湧いたかな。見てくるね」
タダシ「・・・ミナー」
ミナミ「なーに?」
タダシ「ミナのシャンプー、良い匂いだね」
ミナミ「急にどしたのよ?明日にはセイちゃんの買ってくるから。もう使わせないよー?」
タダシ「んーん、ミナに包まれてる感じがして。なんか安心するなぁって」
ミナミ「・・・セイちゃん、きもいよ?」
タダシ「ちょっ・・・あ・・・、ちがくて!最近忙しくて、僕が帰る頃にはもう、ミナ寝てるからさ・・・。お布団と隣で寝てるミナの匂いが僕の癒しっていうか・・・なんていうか・・・」
ミナミ「・・・ふーん」
タダシ「ふーんってなに・・・?」
ミナミ「ほら、ケーキ食べよ?はい、あーん」
タダシ「むぐっ・・・もぐもぐ・・・。美味しい」
ミナミ「そう。よかった」
タダシ「ほら、ミナも食べなよ。あーん」
ミナミ「ちょっと、自分で食べれるわよ」
タダシ「いいから、ほら。あーん」
ミナミ「ん・・・、あーん・・・もぐもぐ。あ、美味しい」
タダシ「ね?バイトちゃんの言ってたことはホントだったな。よかったー」
ミナミ「バイトちゃん?」
タダシ「うん。駅前で売り子やってるバイトの女の子がいてさ」
ミナミ「へー。その子に唆されて買わされたってわけかー」
タダシ「違うよっ!?ミナと一緒の時間って最近なかったから・・・。いいなって・・・」
ミナミ「冗談よ。でも・・・、へー。セイちゃんそんな風に思ってくれてたんだ?ありがとね」
タダシ「だから別に、バイトちゃんと何かあったって訳じゃないからねっ!」
ミナミ「ふふっ。分かってるわよ。ケーキのおかわり持ってくるね」
タダシ「あ、うん。でも、そんなにたくさんはいらないよ?結構お腹いっぱい」
ミナミ「何言ってんのよ。まだまだたくさんあるんだから、どんどん食べてね?」
タダシ「えぇ・・・」
タダシ「ねぇ・・・、あのさ。ケーキ多くない・・・?こんなにあったっけ・・・?」
ミナミ「んー?後半分ぐらいかな?」
タダシ「嘘だっ!絶対おかしいって!もう6切れ目とかだよっ!?」
ミナミ「あれー?おっかしいなぁー?」
タダシ「ちょっとそこ退いてっ!」
ミナミ「あっ、もう・・・強引なんだから・・・」
タダシ「・・・あれ?ケーキの箱が二つ・・・?」
ミナミ「あっちゃぁ・・・見ちゃったか・・・」
タダシ「分裂した!?」
ミナミ「なんでそうなるのよっ!!」
タダシ「え、いや、だって・・・。1つしか買ってないよ・・・?」
ミナミ「はぁ・・・。セイちゃんが買ったの、駅前のところでしょ?あたしも同じケーキ買ってたのよ。だってセイちゃんがケーキ買ってくるなんて思わないじゃない・・・」
タダシ「あ、えぇぇぇぇええ!?そうだったのっ!?」
ミナミ「うん・・・。無理に食べさせちゃってごめんなさい・・・」
タダシ「なーんだ・・・。あはは・・・。そーゆー事だったのか・・・」
ミナミ「だから、まだ半分あるよ?」
タダシ「・・・う、うん。もう食べれないかなー?」
ミナミ「大丈夫。この量なら冷蔵庫に入るから。明日の朝も食べれるよ♪」
タダシ「そ、そうだねー・・・。一緒に食べようね?」
ミナミ「あたしは朝はご飯派だから」
タダシ「・・・・・・」
ミナミ「冗談よ。ケーキ、ありがとね。ちゃんとセイちゃんの気持ちは届いてるから・・・ね」
タダシ「一緒に食べてくれる?」
ミナミ「もう意地悪しないよ」
タダシ「良かったぁ・・・。もう少しでケーキ嫌いになるところだったよ・・・」
ミナミ「ねぇ、セイちゃん。・・・今日はいっぱいあたしがちゃんと癒してあげるね?」
タダシ「ど、・・・どしたの?」
ミナミ「なに、嫌なの・・・?」
タダシ「ちがっ、ミナがそんなこと言うの珍しいなって!」
ミナミ「セイちゃんもケーキ買ってくるとか、らしくないことするんだもん。あたしも今日ぐらいは、ね。普段先に寝ちゃってて、悪いなって思うし・・・」
タダシ「それはしょうがないよ、ミナも働いてるんだし。それでも家の事とかちゃんとしてくれて、・・・いつも・・・ありがとう」
ミナミ「ほんと・・・らしくない。いつもはそんなこと言わないのに・・・」
タダシ「えへへ。たまには・・・ね?クリスマスプレゼント!みたいな?」
ミナミ「なるほどねー・・・。でも、プレゼントはちゃんと別で買ってね?」
タダシ「それはもちろん!・・・あー・・・えっと、何が欲しい?」
ミナミ「今はセイちゃんが欲しいな・・・」
タダシ「じゃあベッドいこっ!」
ミナミ「こらっ!急がないの・・・まずは、食器の片付けね」
タダシ「・・・あ、そうだよね」
ミナミ「もぅ・・・、そんなにあからさまに落ち込まないでよ。あたしは何処にも逃げないわよ」
タダシ「ミナっ!大好きだよっ」
ミナミ「ありがとう。私も大好き・・・」
タダシ「えへへ。メリークリスマス」
ミナミ「メリークリスマス」
【たまにはらしくなくてもいいよね?】
♂1人 ♀1人 計2人
ケイタ ♂ 20代半ば
ちょっと抜けてる、おっとり系男子。
ミナミ ♀ 20代半ば
しっかり者でお姉さんタイプ。
売り子 ミナミと兼ね役
―――――――――――――
ケイタ ♂ ;
ミナミ・売り子 ♀ :
―――――――――――――
ケイタ「はぁー・・・、さーむい・・・。でもよかったぁ。今日は早い時間に帰れるぞー。っていっても、もう9時だけどさー・・」
売り子「クリスマスケーキいかがですかー?割引してますよー」
ケイタ「あ、そっか。今日クリスマスか・・・。だから今日は帰らせて貰えた・・・いや、先輩が早く帰りたかっただけだな・・・あはは」
売り子「恋人やご家族と一緒にどうですかー?聖なる夜に美味しいケーキ」
ケイタ「そういえば、最近忙しくてゆっくりする時間とかなかったもんな・・・。ケーキか・・・。こーゆーの買ったりしたことなかったっけ・・・」
売り子「クリスマスを一緒に過ごす人がいるあなた!あぁ!ウラヤマシイ!私はこんな日もバイトですよ・・・。はぁ・・・、あー!もう!絶対全部売って見せるんだから!美味しいクリスマスケーキ!クリスマスケーキはいかがですかぁ!?」
ケイタ「あはは・・・。みんないろいろ大変そうだ・・・」
ケイタ「ただいまー」
ミナミ「おかえりー。お風呂準備出来てるから入ってくれば?外寒かったでしょ」
ケイタ「ん、あぁ。ありがとう。そうさせてもらおうかな」
ミナミ「じゃあ、その間にご飯あたためとくね」
ケイタ「あ、あのさ。これ・・・。今日クリスマスだし、ケーキ買ってきた」
ミナミ「え・・・」
ケイタ「どうしたの?甘いもの好きだったでしょ?」
ミナミ「あ、うん。ありがと・・・。じゃあ、ご飯の後で食べよっか」
ケイタ「うん」
ミナミ「・・・なんでケーキなんて買ってきちゃうかなぁ。こんな事今まで1回もないじゃん・・・。いや、まぁ・・・ケータなりの気持ち・・・なんだろうけどさ・・・」
ミナミ「同じホールケーキが2個・・・。こんな量2人でどーするのよ・・・」
ケイタ「ミナー!シャンプーの替えってある?」
ミナミ「えー?いつものとこに置いてなかった?」
ケイタ「んー・・・ないよー?」
ミナミ「あ・・・ごめん、買い忘れてたかも・・・」
ケイタ「あー、マジか・・・」
ミナミ「あたしの使っていいよー?」
ケイタ「え?いいの?普段は凄い怒るのに・・・」
ミナミ「今日だけだよー」
ケイタ「じゃあ、借りるね」
ミナミ「使いすぎないでよー?」
ケイタ「そんなに使うほど髪長くないから大丈夫ー」
ミナミ「・・・さてと。とりあえずこのケーキは置いといて、まずはご飯の準備しますかね」
ケイタ「ごちそーさまでしたっ!いやー・・・うまかったぁ・・・」
ミナミ「ごちそうさま。そんなに食べてケーキ食べれるの?」
ケイタ「大丈夫だろ。甘いものは別腹っていうしな」
ミナミ「そぅ?じゃあケーキ持ってくるね」
ケイタ「おーう。じゃあ俺は、食器片そうか?」
ミナミ「あ、大丈夫よ。後でまとめてやっちゃいたいから」
ケイタ「そっか。・・・じゃあ、なんか手伝う事とかー」
ミナミ「いいから座ってて!キッチン立ち入り禁止っ!」
ケイタ「えぇっ!?・・・ど、どしたの?」
ミナミ「なんでもないから。ほら、ケーキ。コーヒーも入れてるから、もう少し待ってね」
ケイタ「俺の方が少し大きいけど、いいの?」
ミナミ「まだまだあるから。食べ終わったら、おかわりもあるよ」
ケイタ「そんなにあったっけ?」
ミナミ「ホールケーキって2人で食べると結構多いのよ。あ、お湯湧いたかな。見てくるね」
ケイタ「ミナー」
ミナミ「なーに?」
ケイタ「ミナのシャンプー、良い匂いだなー」
ミナミ「急にどしたのよ?明日にはケータの買ってくるから。もう使わせないよー?」
ケイタ「いや。ミナに包まれてる感じがして。なんか安心するなぁって」
ミナミ「・・・ケータきもいよ?」
ケイタ「ちょっ・・・あ・・・、ちがくて!最近忙しくて、俺が帰って来た時、大体ミナ寝てるからさ・・・。お布団と、隣で寝てるミナの匂いが俺の癒しっていうか・・・なんていうか・・・」
ミナミ「・・・ふーん」
ケイタ「ふーんってなんだよ・・・?」
ミナミ「ほら、ケーキ食べよ?はい、あーん」
ケイタ「むぐっ・・・もぐもぐ・・・。美味しい」
ミナミ「そう。よかった」
ケイタ「ほら、ミナも食べなよ。あーん」
ミナミ「ちょっと、自分で食べれるわよ」
ケイタ「いいから、ほら。あーん」
ミナミ「ん・・・、あーん・・・もぐもぐ。あ、美味しい」
ケイタ「な?バイトちゃんの言ってたことはホントだったな。よかったー」
ミナミ「バイトちゃん?」
ケイタ「うん。駅前で売り子やってるバイトの女の子がいてさ」
ミナミ「へー。その子に唆されて買わされたってわけかー」
ケイタ「違うよっ!?ミナと一緒の時間って最近なかったから・・・。いいなって・・・」
ミナミ「冗談よ。でも、へー。ケータそんな風に思ってくれてたんだ?ありがとね」
ケイタ「だから別に、バイトちゃんと何かあったって訳じゃないからなっ!」
ミナミ「ふふっ。分かってるわよ。ケーキのおかわり持ってくるね」
ケイタ「あ、うん。でも、そんなにたくさんはいらないよ?結構お腹いっぱい」
ミナミ「何言ってんのよ。まだまだたくさんあるんだから、どんどん食べてね?」
ケイタ「えぇ・・・」
ケイタ「ねぇ・・・、あのさ。ケーキ多くない・・・?こんなにあったっけ・・・?」
ミナミ「んー?後半分ぐらいかな?」
ケイタ「嘘だっ!絶対おかしいって!もう6切れ目とかだよっ!?」
ミナミ「あれー?おっかしいなぁー?」
ケイタ「ちょっとそこ退いてっ!」
ミナミ「あっ、もう・・・強引なんだから・・・」
ケイタ「・・・あれ?ケーキの箱が二つ・・・?」
ミナミ「あっちゃぁ・・・見ちゃったか・・・」
ケイタ「分裂した!?」
ミナミ「なんでそうなるのよっ!!」
ケイタ「え、いや、だって・・・。1つしか買ってないよ・・・?」
ミナミ「はぁ・・・。ケータが買ったの、駅前のところでしょ?あたしも同じケーキ買ってたのよ。だってケータがケーキ買ってくるなんて思わないじゃない・・・」
ケイタ「あ、えぇぇぇぇええ!?そうだったのっ!?」
ミナミ「うん・・・。無理に食べさせちゃってごめんなさい・・・」
ケイタ「なーんだ・・・。あはは・・・。そーゆー事だったのか・・・」
ミナミ「だから、まだ半分あるよ?」
ケイタ「・・・う、うん。もう食べれないかなー?」
ミナミ「大丈夫。この量なら冷蔵庫に入るから。明日の朝も食べれるよ♪」
ケイタ「そ、そうだねー・・・。一緒に食べようね?」
ミナミ「あたしは朝はご飯派だから」
ケイタ「・・・・・・」
ミナミ「ねぇ、ケータ。・・・今日はいっぱいあたしがちゃんと癒してあげるね?」
ケイタ「ミナ・・・?」
ミナミ「なに、嫌なの・・・?」
ケイタ「ちがっ、ミナがそんなこと言うの珍しいなって!」
ミナミ「ケータもケーキ買ってくるとか、らしくないことするんだもん。あたしも今日ぐらいは、ね。普段先に寝ちゃってて、悪いなって思うし・・・」
ケイタ「それはしょうがないよ、ミナも働いてるんだし。それでも家の事とかちゃんとしてくれて、いつもありがとう」
ミナミ「ほんと・・・らしくない。いつもはそんなこと言わないのに・・・」
ケイタ「たまには・・・ね?クリスマスプレゼント!みたいな?」
ミナミ「プレゼントはちゃんと別で買ってね?」
ケイタ「それはもちろん!・・・何が欲しい?」
ミナミ「今はケータが欲しいな・・・」
ケイタ「じゃあベッドいこっ!」
ミナミ「こらっ!急がないの・・・まずは、食器の片付けね」
ケイタ「・・・あ、そうだよね」
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